隊長である。
上の写真は、私の愛車「いとう君2号」(日産クリッパー)である。
昨日のワクドキを見てくださった人は既知のことかと思うが、この「いとう君2号」は、「林家ソメヤー」率いる悪の組織に拉致され、まさに改造人間ならぬ・・・チューンナップ車になってしまったのだ。
今回、いとう君2号は、「潤滑効果」「燃料系」「吸気系」「電気系」を徹底診断され、最適な条件にトータルチューニングされたらしい。
燃焼効率のアップと伝達ロスの低減によって、リッター16kmからリッター18kmになったのである。
「人の車を奪い取って、勝手に何てことしやがるんだ、ソメヤーのヤローは・・・!!」
などと言っていたのだが、結果として、いとう君2号は、環境にもお財布にもやさしい車になって帰ってきたわけなので、結局のところありがたいのである(笑)。

電気関係のために、シガーライターソケットにバッテリみたいなのが装着されていた。
ソメヤーに車を返されたときからついてたのだろうが、全然気にせず走っていた。
あまりの無頓着ぶりに自分で呆れた(笑)。
実際にいとう君2号を伊勢に運び、伊勢から戻してくれたADの「たなけん」は、
「アクセルが非常に敏感になりましたね。オレのアクセルワークにピクンピクン、アアンとモーレツに感じてくれましたね、グフフ・・・」
などと、かなりモーレツに下ネタ的感想を述べていたらしい。
が、拉致されてから2日ほど車から遠ざかっていた私は、いとう君に乗ってみて、正直あまり違和感を感じなかった。
「あれ?ちょっと車が軽いかな・・・?」
ぐらいにしか感じてなかった。
まあ、いつも薪を積載量いっぱい積んで走っていたり、山の中の悪路をグリグリ四駆で走っていたりするので、そもそも走り心地など感じている余裕はないのだ(笑)。
今回、いとう君2号を、環境とお財布に優しい車にしてくれたのは、伊勢にある「燃費クラブECO」というところ。
興味のある人はぜひネット等で調べてみてください。

ところで・・・・。
「なぜ奥田さんの車の名前は、いとう君2号っていうんですか?」という問合せをいくつか番組にいただいた。
番組の最後で少しだけ説明したのだが、きのうは時間がぜんぜんなくてちゃんと話せなかったので、ここで改めて説明しておくのだ。
この上の写真が、初代いとう君である。
マジで仮面ライダーみたいだな(笑)。
で、なぜ「いとう君」と呼ばれるようになったかというと・・・

農業を営んでいる友だちの伊藤君にもらった軽トラだったからである。
三重に戻ってきて私は薪ストーブ生活をはじめたわけであるが、薪をあちこちもらって運ぶためには、トラックが必要だった。
しかし、新たな車を買う余裕はまったくなく、「困った困った・・・」と言っていたら、
「使わなくなった軽トラがあるから、あげるわ」
というわけで頂いたのである。
車をもらうというのはスゴイ話であるが、まあ実際にもらったわけである。
伊藤君が米の運搬に使っていた軽トラには、「ライスセンターいとう」と大きく書かれていた。
で、タダでもらったお礼に、それを消さず、宣伝をしつつ、私は乗っていたのである。
当初、私とM子は「ライス号」と呼んでいた。
しかし、フォトグラファー加納やその他の連中が勝手に「いとう君」と呼びはじめ、そのままそっちの名称が定着してしてしまったのである。
その初代「いとう君」は、昨年の9月、ウォーターポンプが外れてタイミングベルトに巻き込まれるという致命的なトラブルにより、16年の人生を終えた。
そして、新たに今度は購入したのが、現在の軽トラなのである。
しかし、私が乗っている軽トラは、すっかり「いとう君」ということで定着していたため、そのまま「いとう君2号」ということになってしまったのである。
長々と書いてきて、「話はそんなけかい!」と突っ込みの声が聞こえてきそうだが、まあそういうことなのである。
きょうも私は、いとう君2号・・・エコチューン改・・・で、津の町を疾走するのである(笑)。