我が家(サルシカ秘密基地)の敷地には蔵が建っております。
建坪は8畳程度と広くないものの、内部が2階建てとなっており、十分すぎるほどの収納力があります。
我が隊には、夏場の海川の水遊びグッズ、キャンプ関連グッズ、釣り関連のグッズ、冬の雪がらみのグッズ・・・と、遊ぶためだけの道具が山積しており、これを蔵にすべて放り込み、利用するシーズンごとに陳列なんかしたら、チョーうれしいなぁ、などと隊長は考えておりました。
しかし、隊長夫人にはかつてより大きな野望がございました。
「あの蔵は私によこしなさい。私だけの空間にしなさい。でないと三重にはいきません、山にはいきません、ごはんつくりません、洗濯もしません、ナムナムナム・・・」
などとワケのわからないことをつぶやきつつ、隊長を脅迫するのでした。

戦いの末、蔵は妻の手に落ちました。
妻はIKEAという異国の地から進出してきた巨大家具店(自分で組み立てなきゃいかんがとにかく安い)で本棚を10個も買い、それを隊長に組立てさせ、さらには蔵の中にぎっしりと並べさせました。
妻はここを自分だけの書庫にし、自分の大好きな漫画と本に囲まれ、静かにひとりでティーブレイクなんかを楽しんじゃおう、などと企てておったのです。
で、ちなみに本日、その書庫の本棚の設置がすべて完了。
明日から妻はダンボール30箱に及ぶ本を、ひとり楽しみながら本棚に並べるそうです。
田舎暮らしは忍耐です。