サルシカ隊の本部であり、その隊長である私の住処(といってもまだ今日で3日目だけれど)は、左の写真のような古民家である。
築80年ぐらい。
昔は1階建てだったらしい。
家のある地域は昔、養蚕が盛んで、この家も大きな屋根裏で蚕を飼っていたという話である。
私が生まれた昭和40年ぐらいに2階建てにしたらしい。
写真には入っていないが、家の前にはサワガニがいる小川が流れている。かなり高台にあるので、2階の窓から眺める風景は、本当にすばらしい。

内装はこんな感じ。
写真でこうやって見ると、自分の家ながら「いやァすごいなァ、いいなァ」と思う。
けれど、実際にそこで生活してみると、とてつもなく大変ことに激しく直面する。
その1、前にも書いたけど、すきま風が「これでもか!」というぐらい入ってくる。
本当に窓にガラスが入っているのかと疑いたくなるぐらいである。

その2、カメムシが冬眠してる。
それも10匹や20匹ではありません。
潰すと臭いのでウチワですくって屋外に退場していただいているのですが、その数1日に30匹程度。引越し前にバルサンをしてみたら、数百匹のカメちゃんがあらゆるところでひっくり返っておりました。
その3、巨大ムカデが平然と床を這っている。
昨年の夏に短期滞在をした際には、妻の足に這い上がるという「トンデモナイ」事件まで発生し、その後の状況はいまでも思い出したくありません。
その4、何かが出てしまう。
つまりアレというか普段あまり人には見えないものですが、霊感の強い人には何かが見えるようです。おお怖い!
その5、とにかく絶望的に不便である。
歩いていけるところには商店どころか自動販売機すらありません。つまり家およびその周辺にいるとお金を1円たりとも使えない、というか必要がありません。
まだまだ問題は激しくありますが、住めば都。
家族および隊員全員、結構気に入ってます。ハイ。