朝、畑にいったらいいサイズのキュウリがたくさんなっていた。
喜んでもぎりつつ葉をかき分けると、「うわああ!」と声をあげたくなるほどの巨大キュウリがいくつも隠れていた。
この化物キュウリどもは、私や妻から密かに身を隠し、じっと動かず(当たり前だ)、耐え忍び、そして収穫時期を逃れて今日まできたのだ。
だからといって、
「そうか。そこまでお前らはがんばって大きくなったのか・・・じゃあ仕方ない、そのまま大きくなり続けろ」
なんてことには決してならないのである。
「まったく・・・」といいつつ収穫し、キュウリの煮物にしておいしくいただいてしまったのである。